元利均等返済
「元利均等返済」とは、借入金の最もポピュラーな返済方法です。
毎月の返済額を一定額にして、借入金と利息を均等に支払う方式です。
毎月の返済額が均等になるように、元金部分と利息部分が組み合わされており、元金部分は利息の現象に従って増加していきます。
金利が同じ間は月々の返済額が変わりません。
そのため、毎月の支払い計画は立てやすいですよね。
「元利均等返済」はより多く借りたいけれど、月々の返済額は抑えたい人に向いている返済方法です。
現在は収入が低いけれど、将来は収入が伸びると予想される場合はこの返済方法が良いでしょう。
例えば、現在妻は子育てに専念しており、将来は働く予定がある家庭などには向いていますね。
「元利均等返済」は借入金そのものの残高はなかなか減りませんが、将来収入が増えた際には繰り上げ返済を行うこともできます。
返済期間を長く設定すると毎月の返済額を抑えることができますが、注意しなければならないのは、支払い利息がかさみ、総返済額が増えるということです。
現在の収入や、将来見込める収入などをよく考慮し、利用すると良いでしょう。
一方、元金の部分を毎回一定額返済する方式を、「元金均等返済」といいます。
元金が早く減るため「元利均等返済」に比べると総返済額が少なくなります。